「目的」と「目標」#04
「目的」= object :その実現に向けて行為が行われる事柄(対象)の意。
「目標」= target :そこまで到達しようと定めたところの意。
ふだん何となく使っている言葉。
無意識に意味をとらえ、自然と会話を通じてコミュニケートしている。
それで何不自由無く生きてきた。
しかし、ふと調べてみて感じたことは
”英単語と共に比較する”ことの重要性であった。
コトの発端は、昨今のカタカナ英語に対する違和感であった。
もちろん普段から出来うる限り、やたらめったらに使わない様に心掛けてはいるが、
じぶんもふだん何気なく使っている。
「テーマ」と「コンセプト」の違いを明確にとらえて
使い分けている、受け取って行動に移している人々がどれほどいるのか。
例を挙げ出したら枚挙に遑がないが、カタカナ英語と日本語の使い分けを含め
使う場と相手といった外的環境に応じて、意図を持って使うべきであると思う。
教育の現場に携わる身として、
伝わらない手段を用いることを避けたいと自戒しているつもりではいるが
”カタカナ”を全く使わないことを是とすることにも違和感がある。
そのために、まずは発信する側がしっかりと意図を持って
用いるべきであると感じている。
言葉を受け取る側が、意味が分からないときにしっかりと訊ねてくれれば良いが、
会話の流れや羞恥心といった要素を考慮すると
どうしても的確に意思疎通を図ることの障害となっている元凶の一つであると思う。